プログラミングの歴史について解説する。これまでに知られている最古のプログラマブルな機械としては、1206年にアル=ジャザリが作った、二足歩行のロボットが挙げられる。アル・ジャザリのロボットというのは、ボートに4体の演奏人形がのっかったものであり、宮廷のパーティーで池に浮かべて音楽を演奏したと言われている。ここでのプログラムというのはカムにあり、それによって小さなてこを押し、打楽器を演奏する、といった仕組みである。1801年に開発された、ジャカード織機がプログラマブルな機械の起源とされることが多い。この機械というのは、穴をあけた、一連の厚い紙を使ったものである。そして、穴の配列が布を織る時のパターンに対応している。そのため、カードを入れ替えることによって、全く柄の異なる布を織ることが可能になった。さらに、1830年頃には、チャールズ・バベッジがパンチカードを使った解析機関を発案した。